きゃのこ汁

きゃのこ汁は小正月に年神様にそなえるものだったそうだ。
小正月は女正月とも呼ばれる。
暮れからお正月にかけて忙しかった女性達が炊事を休んでゆっくりする。
小正月の数日間はきゃのこ汁という具沢山の汁物を作り、温め直して食べる。

山形や秋田、青森各地にこの風習があって、汁の呼び方も『けのこ汁』『けの汁』『きゃのこ汁』などと呼び名も少しずつ違う。
『粥の汁』とも書くのは、すべての具材を細かく切ることに由来するのか?

この具沢山の汁の中身は冬の根菜類と春に採った山菜の塩漬け、きのこなど。
それにサツマイモやじゃがいも、豆類なども入れる。

私の実家ではけんちん汁はよく作っていたが、『きゃのこ汁』は作らなかった。
母の育った家で作らなかったからだろう。
秋田でも北のほうでよく作られていた郷土料理らしい。

私のきゃのこ汁に入れたものは
大根、にんじん、牛蒡、塩蔵わらび、ぜんまい、蕗、根曲がり竹、きのこ、金時豆
高野豆腐、油揚げ、さつまいもも入れた。
d0337265_201020100.jpg

先日新聞の切り抜きを整理していたら、9年前の『ケノコ汁』の記事を見つけた。
その材料の中に『ずんだもち』というのがあった。
青豆をもどしたものをすり鉢ですり、餅粉、塩を水でこねて炙ると書いてある。
分量は適当でやってみた。
小判型にまとめてロースターで焼いてみた。
d0337265_20181096.jpg

これも具材のひとつとして入れるらしい。
ためしに食べてみるととても美味しい。
もう少し味をつけてこんがり焼けば美味しいおやつになりそうだ。

だしは昆布、それに鰹節を少々入れてとった。
具がやわらかくなったら味噌を入れる。
出来上がった私の『きゃのこ汁』
d0337265_20223875.jpg

味付けもしょうゆ味、味噌味どちらでもいいようだ。
塩物から出る独特の風味があって、お芋や豆のホクホク感も味わえる。
何よりとても体が温まった。
昔の人々が手間隙かけて作った冬の食べ物『きゃのこ汁』
我が家の冬の食べ物として定着させたい。

半分になったきゃのこ汁、味付けは温める時にする。
d0337265_20242791.jpg

************************************************************
お弁当
とりむね肉唐揚げ、ポテトサラダ、きのこと野菜の煮物、黒豆
d0337265_20341714.jpg

[PR]
by hanamomo08 | 2016-01-27 21:00 | 美味しいもの | Comments(7)
Commented by oshibanayoshimi at 2016-01-27 21:33
このおつゆ、美味しそうですね!!!
お味噌味でも、お澄ましでも、どちらもきっと美味しいです!
金時豆が入る所が珍しいです。
里では、けんちん汁をよく作っていましたので、こちらで作ってみましたら、ネロは食べませんでした。
土地土地、家々・・・所変われば・・・ですね。
Commented by saheizi-inokori at 2016-01-27 21:40
たくさん作っておいて温めなおしては食べるのでしようか。
女の人が休めるように。
あちこち(とくに雪国)に似たような汁があるような気もします。
それも同じような由来なのかなあ。
こういうの好きです。特にだだちゃ!
Commented by sidediscussion at 2016-01-27 21:49
お野菜何でも根のもの、葉のもの、こんにゃく等等、あるものを寄せ集めて
お汁物でいただきますよ。〜私流きゃのこ汁〜冬にはよく食べています。
味噌仕立てにすることも。体が温まって美味しいです。堂々とした料理だったのですね。
要は、あり合わせのよせあつめです。ちょっとニュアンス変わりますが、フランス語の
野菜の Assemblage ↓寄せ集め ですね。
Commented by sakuraheart at 2016-01-27 23:17
懐かしく読みました。
実家の小正月は“きゃのこ汁”でした。
そしてずんだも入っていましたよ。
同じように、小さなさいのめに切ってました。
子供心にその豆は、何だか嫌でしたね。
たぶん、食感がブツブツしてただろうからと
思います。

手間がかかるけれど、残したい郷土料理はありますね。
Commented by こんの at 2016-01-28 07:46 x
>『ずんだもち』
  青豆をもどしたものをすり鉢ですり、餅粉、塩を水でこねて炙ると書いてある

餅粉が利いて、もちもちと旨いのですね
っっふ よだれが...... (笑)
Commented by hisako-baaba at 2016-01-28 11:28
栄養満点の冬のご馳走ですね。こんなに色々入っていたら、さぞ身体中が温まるでしょう。
さすが北国のお料理ですね。
Commented by koro49 at 2016-01-28 17:27
ここのけの汁と似てるね。
気候、採れるものが似通ってるからだね。
けの汁も小正月に女たちを休ませるために大鍋にたくさん作って食べたらしい。
お里帰りする主婦が不在でも、温めたら食べれるもんね。
こんな郷土料理が大好き^^。


暮らしに花を


by hanamomo08

プロフィールを見る

カテゴリ

全体
日々のこと
草花
美味しいもの

おでかけ
自然
料理
うつくしいもの
うれしいこと
手作り
思い出
季節の行事
つぶやき
未分類

最新の記事

声の贈り物
at 2017-10-20 17:05
みせばや
at 2017-10-19 20:54
あかい色
at 2017-10-18 23:11
心の料理
at 2017-10-17 17:10
秋の色
at 2017-10-16 17:11

以前の記事

2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月

最新のコメント

>nanaさん おばん..
by hanamomo08 at 17:54
> o-hikidash..
by hanamomo08 at 17:49
> oshibanayo..
by hanamomo08 at 17:43
> saheiziさん ..
by hanamomo08 at 17:40
赤く染まったミセバヤの葉..
by PochiPochi-2-s at 13:03
hanamomoさんのお..
by こんの at 07:11
長野育ちというのはありが..
by saheizi-inokori at 21:26
『イタリア料理というのは..
by haru_rara at 20:06
青目 赤の色が・・・尋..
by aomeumi at 17:28
真っ赤、素晴らしい紅葉、..
by sidediscussion at 11:13

ブログパーツ

フォロー中のブログ

APPLEPIE QUI...
夢見 油彦 の「ニッキは...
arinco's kit...
気まぐれフォト日記
ぽー&きぃ
まさかり半島日記
TERVE !!
アナログの家が好き!高座...
えいじのフォト徒然日記
人生万事塞翁が馬
湘南発☆韓わん生活(ハウ...
梟通信~ホンの戯言
VANILLAな哲ちゃん...
毎日手紙を描こう★貰うと...
八十代万歳!  (旧 七...
ライフノート
草のいろ
更紗の国から
流木民
春のよき日に
おうち*
暮らしのエッセンス   ...
維摩と語る
ハイチュウ Hai Trieu
お気楽散歩道 ...
押し花おばさんの気まぐれブログ
楽・遊・学・ビバ人生!!
旅空日記(写真家・三井昌...
明日晴れるかな
夢見る頃を過ぎても
一茎草花
ポルトガル便り~ヨーロッ...
●おのひきだし
やっぱり旅が好き♪
私がローマで独りで始めたわけ 
田園LIFE
四季日和
オランダおいしいくらし
北鎌倉のお庭の台所・藤田...
思いのままに
とーちゃんの写真日記・・
光と影をおいかけて
オイシイって楽しい!
出来るかな日記6
てぶくろ
模索中
山歩路通信―さんぽみちつ...
絵日記日和
風と花を紡いで
気がつけば50代
あれこれ逍遥日記 Vol.2
そらいろのパレット
春のよき日に vol.2
AKITTY's Room
驢馬の耳
夕暮れしっぽ
野ウサギの足跡
ばぶなばぶ
Boke帽子Ⅱ
風のとおる家から
てくてく散歩 Ⅱ
花図鑑
桜さくさくほろ酔い日記
京都岡崎の雑貨屋 器と暮...

外部リンク

検索