花野

今日は『花』に関することを多く感じた一日だった。

朝、母のために来た看護師さんが、悲しそうに言ったこと。
『みやこわすれ』が大好きで、来年は必ず花を咲かせたいと知人からもらった花を挿し木にしていたら、今年の猛暑でだめになってしまったとの事。
新しい家を作り、花でいっぱいにしたいらしいが、今は仕事が忙しくなかなか管理が難しいとぼやいていた。(いつかきっと時間のゆとりができるでしょう)
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花野行き優しい時間に包まるる 福村壽子

お昼過ぎ、カレンダーの先読みをする母がお彼岸の話をした。
自分では何の支度もできなくなっても、彼岸の入りと彼岸明けは気になるらしい。
『おはぎ、作るか?』と何度も聞く。
(おはぎ食べたいな~が本音だと、私はとっくに気づいているよ)

15日はお月見だとも話していた。

子どもの頃、野原でかくれんぼした思い出話もした。
それは私も遊んだ!立っていると見つかるので、花野の中に寝転んだ。
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花野道はるか昔の日にあそぶ 芝宮須磨子

美しい緋扇の花にめぐり合った。
午後にはくるくるとねじれてしぼむ儚い命。
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やがてこんな姿になり、中には漆黒の色をした種ができる。
万葉集ではそれを『ぬばたま』と呼ぶ。
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万葉集に素敵な句がある。江戸時代の俳人 乙由作
 『堅横(たてよこ)に 風の機(はた)織る 花野かな 』
こんな風景で機を織ったらどんな布ができるだろう。
想像するだけでも楽しい♪

こんな俳句もあった。
 さいはての花野の風をまとひけり 安齋峰子
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晩ご飯
 昨日もらった豆鯵をフライにして食べた。
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 何しろ小さくて三枚卸が一口サイズ、でも味は絶品だった。
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糠漬けの胡瓜も一夜漬けの水茄子も美味しい、秋茄子は特に美味しい。

お弁当
 肉団子、蓮根のきんぴら、おくら、卵焼き
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by hanamomo08 | 2016-09-12 23:02 | 自然 | Comments(10)
Commented by unburro at 2016-09-13 11:31
「花野」は、秋の季語。
花といえば、春、を思うので、この季語は変わっているな、
と以前から気になっていましたが、momoさんの写真を見て
深く納得しました。
きれいだなぁ、としみじみ、です。

鯵フライ!
退院したら食べたいものリスト、に追加です♪
Commented by Deko at 2016-09-13 16:55 x
花野秋の野原に咲く花の様子なのですね。コスモスは秋の花の代表ですね。妹と行ったコスモス畑を思い出しました。コスモスが咲き乱れ二人一緒に写真を写し今は想い出の中です。鯵フライ美味しいですね。千切りキャベツをと一緒にたべたいなあ。。。。 
Commented by aomeumi at 2016-09-13 18:05
青目
どれもいい俳句ですね。ここに伺うようになって、俳句や短歌が好きになりました。本屋では、いいものが見つかりません。ここに来るのが一番。
花野で機を織る・・・が一番好きです。
母もおはぎが大好きでした・・・そうとは言わず、なにか甘いものが食べたいねぇ・・・と、言うのでした。
Commented by mother-of-pearl at 2016-09-13 19:31
momoさんの周りは本当に様々な草花がいっぱいですね!
それに目を止める感性が、暮らしを豊かにしているのだ、と気付かされます。

ある時、真冬の花屋の片隅で、忘れられないひと束に出会いました。
美しい枯れ色の茎に真っ黒な粒々!!
何年か後、妹の家でそれがぬばたまであり、ひおうぎの実であることを知った時は嬉しかったです。
ベージュと黒のテーブルセッティングにこだわっていたので、その束を飾りました。

秋が深まり、枯れていく頃が待ち遠しいです!
Commented by nana at 2016-09-13 21:47 x
ミヤコワスレの花の色が、高く透き通るような空の色に重なり、
音もなく風に揺れるコスモスが、秋が来たことを教えてくれます。
頭を垂れるほど実った稲、↓↓ 秋ですね~
万葉の時代も今も変わらず、野辺の花は季節の彩りです。
花野という美しいことばを心に留めて、秋の野原を歩きたくなりました。
Commented by hanamomo08 at 2016-09-15 08:54
> unburroさん
おはようございます。
『花野』いい言葉ですね。
あの咲き乱れる感じが秋の季語になった由縁でしょうか。
中でも、か細いからだながら風に倒れても倒れても起き上がってくる姿の秋桜は花野という言葉を思わせます。
でも子どものころはあちこちにあった手付かずの花が咲く野原が少なくなって少し残念です。

一時帰宅中、どうぞお健やかに。
Commented by hanamomo08 at 2016-09-15 08:59
>Dekoさん
おはようございます。
いつの間にかこすもすが咲いていて、秋だな~としみじみ思いました。
東北の秋は思ったよりも早く、あ~またあの寒い冬が来るのかとも思いました。
妹さんとおでかけになられたこすもす畑、きれいだったことでしょう。
写真を見ると、その頃が思い出されていろいろ蘇ってきますよね。
この世の中は無常ですね。

この日は面倒でとまとやかぼちゃの茶巾絞り、フライドポテトを付け合せたのですが、やっぱりあのシャキシャキのキャベツの千切りが良かったな~と思いました。
パッと水に話してよく水切りするととても美味しいです。
Commented by hanamomo08 at 2016-09-15 09:04
>aomeumiさん
おはようございます。
今朝は快晴です、十五夜も見られそうですよ。

>ここに伺うようになって・・・・
とっても嬉しいです。
私は自分では作れないので上手い俳句や短歌を鑑賞するだけです。

>花野で機を織る・・・が一番好きです。
私もこれが一番好きです。
万葉の時代にこれほどスケールの大きな句を詠めるなんて大ロマンですね。
野の花を糸にしてはたを織ったらいい色合いでしょうね。

お母様もおはぎが好きでしたよね。
また秋彼岸が巡ってきましたね。
Commented by hanamomo08 at 2016-09-15 09:17
> mother-of-pearlさん
おはようございます。
様々な草花に囲まれているのは単に私が草取りをしていないということにも繋がります。(笑)
今朝も庭に出て『あかまんま』がいっぱい咲いているな~と思いました。

緋扇の実は本当に魅力的ですよね。
万葉人はそれを見て、夜や闇、それも漆黒の闇を感じたというところがなんとも感慨深いですよね。
『ぬばたまのその夜の月夜今日までに我れは忘れず間なくし思へば』河内百枝娘子
私の大好きな万葉歌人大伴家持に送った相聞歌です。
このつぶつぶをばらしていたら小さかった息子が『粒胡椒?』といったのもおかしくて思い出に残っています。
ベージュと黒のテーブルセッティングにぴったりだったでしょう。
あのいい色合いのピンクの包み紙に黒の細いリボンも忘れられません。
motherさんは秋が好きなのですね。
Commented by hanamomo08 at 2016-09-15 09:25
> nanaさん
おはようございます。
都忘れは二色ありますが、この深い紫色のほうを私は好みます。(なかなか増えてくれないのが悩みですが)
こすもすは細いのですがなかなかしんが強い花ですね。
地面すれすれまで風で倒れてもすぐに戻って起き上がります。
もう県内産の新米も出たようです。
我が家に知らせが来るのはお彼岸過ぎでしょうか。
今朝炊いたご飯がちょっと硬くて、ああ~層化、いまお米は一番水分が抜けている時期だな~と思いました。
万葉の歌や句を読んでみると、時代の隔たりなんて感じませんね。
私も『花野』を静かに歩いてみたいな~と思いました。いつかnanaさんともね。


暮らしに花を


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