人気ブログランキング | 話題のタグを見る

七草粥

真冬の秋田では揃わない七草だが、ありあわせの野菜で今年も粥を炊いた。
七草と言われいるもので入っているのは芹とスズシロの大根だけ。
それに牛蒡、にんじん、シイタケ、雪菜を足しておいしい七草粥ができた。

それに百合根の茶碗蒸し、牡蠣の炒め物、豆腐の味噌汁という献立。
七草粥_d0337265_20415755.jpg

百合根だけをいれた茶碗蒸しはとても美味しかった。
今年も母から譲られたこの器で食べることができた。
百合根はほくほくして、僅かながらほんのりと感じるか感じない程度の苦味もあり、百合根というものをはじめに食べた人はどなただろうといつも感心する。
七草粥_d0337265_20461646.jpg

七草粥をたべても『無病息災』は無理だろうが、せめて冬を元気に過ごしたいと思っている。
*****************************************************************
昨日も、今日も雨が降っている。
今のところ 雪が少ない冬だ。
うっすらと青い空をバックにナナカマドの赤い実がきれいだ。
七草粥_d0337265_2053114.jpg

足元に目をやれば、どんぐりや栗の枯れ葉の上にも赤い実が落ちている。
枯れ葉の茶色に白い雪が降り、その上に赤い実、自然の色は豊かだな~。
七草粥_d0337265_2055170.jpg

# by hanamomo08 | 2017-01-07 20:55 | 季節の行事

暮らし

寒に入って今朝はマイナス2℃だった。
数十メートル離れた家までの道が凍っていて歩きにくい。
お茶の先生のお宅にはつららが出来ていた。
いよいよ本格的な寒さがやってきた。
暮らし_d0337265_2032126.jpg

家に戻ると我が家の藤の蔓もすっぽりと氷でおおわれていた。
暮らし_d0337265_2045462.jpg

****************************************************************
花森安冶の表紙絵
少し前に録画した『日曜美術館』を見た。
ある号の表紙の絵はモダンなチェスとに土人形のお雛様、その後ろには外国のお土産のような藍色の絵皿が飾られている。
そしてその隣には花がいけられている。
どの表紙絵にも人の息遣いがあり、飾らない日常が描かれている。
『日々の暮らし以上のものはない』という言葉に凝縮されるように、毎日の暮らしを大切にしたいという花森さんの願いがこめられているような絵だ。

暮らしの手帖創刊号に書かれた言葉

「美しいものは、いつの世でも
お金やヒマとは関係がない
みがかれた感覚と、
まいにちの暮しへの、しっかりとした眼と、そして絶えず努力する手だけが、
一番うつくしいものを、いつも作り上げる。」

表紙にはらんぷが多く描かれている。
一人娘に送ったのもらんぷの絵だった。
らんぷは人々の暮らしを照らすもの、世の中を照らすものという意味合いがあったようだ。

日々の暮らしの中にひと時でも憩える場所を作りたい。
そんな花森さんの思いは今でも全然色あせていない。

私の好きな表紙 1972年8月号の表紙(NHK日曜美術館から)
暮らし_d0337265_2140383.jpg

************************************************************
金曜日の夕食
ずっと買い物に行っていなかったので冷蔵庫は空っぽだ。
今夜は頂き物の手打ち饂飩を食べることにした。
桜えびと葱、玉ねぎとにんじんのかき揚げを作り、鰹節でとっただしをかけた。
これにお正月料理の残りを合わせてなんとか晩ご飯を済ませた。
暮らし_d0337265_2154730.jpg

白菜とにんじん、えのきを薄味で煮て片栗粉でとじたもの。
暮らし_d0337265_21562982.jpg

# by hanamomo08 | 2017-01-06 21:57 | うつくしいもの

小寒

今日は『小寒』、冬至と大寒のちょうど真ん中で、寒に入ったことになる。
自然界は正直で、今朝はふんわりした雪がどっさりと降った。
『これからが寒さ本番だ!日曜日から初場所だな!』と母が言う。
ちょっと先に小さな楽しみがあってよかったなと思った。
風邪を引かずに乗り切ろう。
小寒_d0337265_17533497.jpg

年が明けて初めてのごみの日、早めに出したつもりだったが、集積場に行ったら入れる隙間がなかった。
幸い雪が降ったのでその周りに置いてくることが出来た。
家族が集まった後にはごみの山が出来る。
我が家もいつもだと小さな袋がひとつなのに、今日は大きな袋を三つも出した。
南天も雪化粧
小寒_d0337265_1754185.jpg


母の親友から電話が来た。
ご主人が二週間前に特養に入所した報告と母のその後を案じての電話だった。
母に代わった後私とも長々と話をした。
『こうして話すると気分が違うのよ~』と声がどんどん明るくなった。
今度は私から掛けてみよう。元気を取り戻すにはおしゃべりが一番だから。

落語の友から年賀状が届いた。
今年の年末は御主人からもらったインフルエンザと坐骨神経痛のWパンチで大変だったそうだ。
私も話したいことがたくさんあって、返信は年賀状ではなく長い手紙になってしまった。
みんな健康が一番の願い。

昼ごはんの後、母と『百合根ぜんざい』を楽しむ。
小寒_d0337265_1864614.jpg

あっさりと煮た小豆にゆでただけの百合根を入れて食べる。
百合根本来の自然の甘さ、ほくほくした食感がいい。
母が子どものころは山から掘ってきた百合根を一個丸々甘く煮てお正月料理として食べたそうだ。
懐かしい話をしながら食べた。
小寒_d0337265_188222.jpg

こっちはお正月に食べた夫の上司の奥様手作りの秋田の郷土菓子『豆腐かすてら』
裏ごしした豆腐にお砂糖と塩少々で味をつけ、厚い胴の鍋で焼いたものだそうだ。
これも母が子どものころからの正月のお菓子で母の祖母じゃっちゃがコンロに炭をおこし、四角い鍋で焼いていたそうだ。
今のようなオーブンなどないから、四角い鍋の蓋にもおき(炭)をのせて両面焼きしたものだと話していた。
美味しい食の記憶、舌の記憶は色あせることがない。
小寒_d0337265_1813251.jpg

*********************************************************
お弁当
 鱈子と味噌漬け大根のおにぎり
 笹かま、かぼちゃ煮、ヤリイカの煮付け、黒豆、庄内蕪の酢漬け、ほうれん草
小寒_d0337265_18145674.jpg

# by hanamomo08 | 2017-01-05 17:44 | 自然

はや四日

仕事始めの朝、今まで降らなかった雪が降った。
小さい頃も、冬休みが終わり3学期が始まる頃から吹雪いてきた。
結局雪かきをすると張り切っていた人の出番も一度だけだった。

今年初めのお弁当を作り、朝ごはんの準備をする。
いつもどおりの私の日常が始まった。

母のための訪問も始まり、訪問看護師さんとも新年のご挨拶。
正月に食べて美味しかったものの話などした。

元旦にいけた正月花の百合も咲いて甘い香りが漂っている。
大王松、千両、カサブランカ、そして甘い香りの『蠟梅』
蠟細工のような黄色の花は梅の中でもとても早く咲く。
はや四日_d0337265_2073256.jpg

どんな花器に生けようか選ぶのも楽しい。
今年は賑やかな色絵の花器にした。
(裏に深川製と書いてある)
はや四日_d0337265_2065484.jpg


昼ご飯
8枚切りのパンを二枚一枚はチーズをのせて焼き、一枚はトーストしてジャムをのせて食べた。
久し振りのトーストを食べていると日常が戻ってきてほっとする。

こんな俳句を見つけた。
  たつぷりとパンにジャム塗る四日かな  外山節子
# by hanamomo08 | 2017-01-04 20:18 | 草花

三日

あっという間に三が日が過ぎようとしている。
楽しかったお正月も今日で終わり、明日からはそれぞれの場所に戻ることになる。
年末に作った酢蓮があったので、干ししいたけ、かんぴょう、にんじん、薄揚げなど煮て、ちらし寿司を作った。
酢蓮をちょっとおしゃれにカットして飾った。
三日_d0337265_21585413.jpg

お花のようでとてもきれいだ、来年は初めからこの形にしよう♪
三日_d0337265_2204816.jpg


年末に蓮根をたくさんいただいた。
丁寧な保存方法などが書かれたものが同封されていた。
蓮根は水分を逃がさないようにぬれ新聞に包んできっちりビニール袋にいれて冷蔵庫に入れておくと書いてあった。
そのとおりにしていたので、お正月までしっかり鮮度が保たれた。
揚げ蓮団子を作りたかったからだ。
すりおろした蓮根を軽く搾り、玉子、小麦粉、塩などいれてスプーンですくいながら揚げたもの。
先日の蒸した蓮饅頭とはまた味が違って美味しかった。
三日_d0337265_2293974.jpg

この年末年始ほど『蓮根』を食べた年はなかったかもしれない。
料理の仕方で食感が異なり、そのどれもがおいしい根菜類だった。
今夜は里芋やこんにゃく、にんじんと一緒に煮物にいれた。
歯ざわりがよくこれもまた蓮根の良さだな~と思った。
三日_d0337265_22115358.jpg

ローストポークには甘い雪の下にんじんのスティックを添えた。
三日_d0337265_22123862.jpg

最後に出したのはハタハタの三五八漬け この日のためにとっておいた。
これには日本酒があうといって今度は日本酒を飲んでいた。
我が家の冷凍庫、冷蔵庫、食品庫にはかなり余裕スペースができた。
明日からまたひなびた和食に戻るだろう。
三日_d0337265_22305858.jpg

# by hanamomo08 | 2017-01-03 22:31 | 季節の行事


暮らしに花を


by hanamomo08

カテゴリ

全体
日々のこと
草花
美味しいもの

おでかけ
自然
料理
うつくしいもの
うれしいこと
手作り
思い出
季節の行事
つぶやき

未分類

最新の記事

引っ越します
at 2018-09-01 21:52
おかず
at 2018-08-31 20:29
あめふり
at 2018-08-30 16:12
のうぜんかずら
at 2018-08-29 16:49
生家の薔薇
at 2018-08-28 16:04

以前の記事

2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月

ブログパーツ

フォロー中のブログ

APPLEPIE QUI...
夢見 油彦 の「ニッキは...
arinco's kit...
ぽー&きぃ
まさかり半島日記
TERVE !!
アナログの家が好き!高座...
えいじのフォト徒然日記
人生万事塞翁が馬
湘南発☆韓わん生活(ハウ...
梟通信~ホンの戯言
VANILLAな哲ちゃん...
毎日手紙を描こう★貰うと...
九十代万歳!  (旧 八...
ライフノート
草のいろ
更紗の国から
流木民
春のよき日に
おうち*
暮らしのエッセンス   ...
維摩と語る(再生)
ハイチュウ Hai Trieu
お気楽散歩道 ...
押し花おばさんの気まぐれブログ
楽・遊・学・ビバ人生!!
リキシャで日本一周(写真...
明日晴れるかな
夢見る頃を過ぎても
一茎草花
ポルトガル便り~ヨーロッ...
おのひきだし
やっぱり旅が好き♪
私がローマで独りで始めたわけ 
田園LIFE
四季日和
オランダおいしいくらし
北鎌倉のお庭の台所・藤田...
思いのままに
とーちゃんの写真日記・・
光と影をおいかけて
オイシイって楽しい!
出来るかな日記6
てぶくろ
模索中
山歩路通信―さんぽみちつ...
風と花を紡いで
気がつけば50代
あれこれ逍遥日記 Vol.2
そらいろのパレット
春のよき日に vol.2
AKITTY's Room
驢馬の耳
夕暮れしっぽ
ばぶなばぶ
Boke帽子Ⅱ
風のとおる家から
花図鑑
桜さくさくほろ酔い日記
京都の器屋 京都おうち
rin時日報3
ポルトガル便り~ヨーロッ...

外部リンク

検索

タグ

その他のジャンル