食べることは生きること

ラジオ深夜便で料理研究家の鈴木登紀子さんのお話を聞いた。
ご高齢であるとは思っていたが、この11月で満92歳になられたそうだ。

彼女は青森の八戸の出身だ。
テレビで彼女のお料理番組を見ていると若い女性アナウンサーに『お箸の持ち方が違うわよ』とさりげなく教えたりする。
ものを食べるときの作法や、食材を大切にする心は登紀子ばーばのお母さんのお千代さんから教え込まれたそうだ。
40分ちょっとのインタビューの中で印象深かったところを書きたいと思う。

鈴木さんの料理研究家としてのスタートは遅く、46歳の時。
子どもを通じて知り合いになったお母さん達にご馳走しているうちにその味が評判になったそうだ。
それからお隣にリュウマチのおばあさまがいて、鈴木家の子供達がいつもうるさくするのでご迷惑だとお思い、ある年末に薔薇の花一本とおせち料理をお届けしたところ、それもご近所の大評判を呼び、テレビに出るきっかけにもなったそうだ。
お料理にお花を添える・・・・・今だったらそんな方もたくさんいらっしゃるだろうが、昭和40年代におしゃれな心をお持ちだな~と思った。

鈴木家はサラリーマンの夫と子ども三人の家庭、給料日前には節約もしたそうだ。
ラッパを鳴らして売りに来るお豆腐やさんからよせ豆腐を買い、それに干ししいたけのだしで作ったあんをかけた料理『掬い豆腐の吉野あん』をよく作ったそうだ。
子供達が3人で毎日『今日のご馳走なあに?』と聞いていたそうで、メインになるものがない日などは返答に困って『いろいろよ~』と答えたそうだ。
すると子ども達は『また、あれだね』と言っていたそうだ。(笑)
そんな若い頃の節約したエピソード話してくれた。
どこもみんな一緒だね、親近感を覚えた。

タイトルの『食べることは生きること』について
優しい気持ちで暮らせたらいいので、相手の健康を気遣いながら料理をする。
今日はこんなものがいいかなと相手を思いやりながら作るといい。
お料理は楽しんで作ること、食べるということは元気のもとだから!
毎日自分の好きなものばかり作っている私はちょっと反省。

うれしい事があった。
一緒に聴いていた母のつぶやきを記しておきたい。
『私なんてばーばに比べたらまだまだです。元気に暮らさなければ!』
92歳の鈴木さんの話に母は勇気付けられたかのようだった。
よかったな!

☆どなたかにお料理を届ける時、お花を一本添えるのはいいな~と思った。
海の幸山の幸をよく送ってくれる私の友人もいつも季節の花を同封してくれる。
ばーばの話を聞いていたら、その友人の顔が浮かんだ。

今日の薔薇の様子
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ゆっくりとした木曜日、来客なし、お昼にホットケーキを焼く。
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蜂蜜二種類 小さい瓶はアメリカのラズベリーの蜂蜜。
大きな瓶は日本みつばちから取った百花蜜 コム・ハニー(みつばちの巣が入っている)
みつばちの巣には『プロポリス』がはいっていてとても栄養価が高いと言われている。
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葉を落としてすっきりした木々のむこうに夕焼けが見えた。
でも、夜になり雨が降ってきた。
明日は雪だるまマークの予報、今日から12月になった。

熱々の讃岐饂飩でぬぐだまろう。(ぬぐだまるは秋田弁であたたまるの意味)
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お弁当
 ささみフライ、にんじんのナムル、海老シュウマイ、ハムと葱の卵焼き、漬物
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by hanamomo08 | 2016-12-01 19:12 | | Comments(16)
Commented by sidediscussion at 2016-12-01 21:05
偶然です。私もこの放送楽しみました。いいです。
お母様が元気をもらわれたのは、よかったですね。
Hanamomo様はいつも人の心を考えてお料理を丁寧に心込めて作ってられます。お母様には特別の配慮を、ご主人のお弁当も細やかな気遣い。
そしておやつのホットケーキもおかあさまのお口に合いそう。
わがままな独り者の私も、ちょっと反省。考えますわ。
Commented by saheizi-inokori at 2016-12-01 21:54
男の料理も今は珍しくないけれど、やはり一家の主婦の料理というのはいわく言い難い味わいがあると思います。
限られた予算、毎日、みんなの笑顔・健康、、そういうことが男の料理では欠けているような気がします。
庭で採れたトマトと砂糖湯とトーストだけの夕飯をなんども食べて育ちましたが、その頃の思い出はとても美味なんです。
母と一緒だったからです。
Commented by haru_rara at 2016-12-01 22:12
食べものって、ひとの心を一番幸せにすると思うのです。
momoさんみたいにお料理上手だったらよかったなあ。
私は、もし一人だったらろくなものを食べてないだろうな、と思います。
毎日台所に立てるのも、家族のおかげ。家族が私の健康も支えてくれているんですね。
でも、家族とは育った土地が違うので、味つけではいまだに悩みます。
家族の好みを優先するので、たまには自分の好きな味を食べたいなと思うんですよ。

お母様のひとこと、嬉しいですね!
Commented by oshibanayoshimi at 2016-12-01 22:25
momoさんはホットケーキを焼くのが上手ですね!!!
今朝のネロの朝食をホットケーキにしましたが、こんなに綺麗には焼けません。早朝、5時に焼くのですから、半分寝ています。形もいびつです。今朝は、バターと、カナダのメープルシロップにしました。
Commented by iroha at 2016-12-02 07:54 x
私も鈴木先生の放送を聞きたかったです。
食べ物は私達の心も身体も作ってくれるのですね。
口からはいる物は、心にも入る物・・・もっと大切にしたいです。
ホットケーキの焼き色と薔薇のピンク色、どちらも優しい色ですね。
きょうも優しい気持ちを忘れないでいたい♪
Commented by unburro at 2016-12-02 10:56
92歳の登紀子ばあば、の言葉に励まされた御母様、
良かったですね〜

先日、世界最高齢117歳の女性の誕生日のニュースを見ていた
もうすぐ101歳の元気な刀自さま、何を思っているのか…
何だか怖くて、聞けませんでした。

「私も頑張らなくでは!」とか、言われたら、
笑顔で応える自信がなかった…のです ^ ^;
Commented by PochiPochi-2-s at 2016-12-02 12:18
鈴木登紀子さんはテレビで時々見かけますね。
優しそうな、上品な人ですね。

〉今日はこんなものがいいかなと相手を思いやりながら
作るといい。お料理は楽しんで作ること、食べるということは
元気のもとだから!〈

ほんとうに。
こうできればいいのになぁ〜と思うのですが、
希望(夢?願い?)であって…
楽しんで作れないけれど、せめて相手のことを思いやりる
という精神だけは受け止めたいと思いましたよ。

〉食べるということは元気のもとだから〈
これはその通りだと‼︎

気持ちの持ちようかなぁと。
Commented by Deko at 2016-12-02 19:14 x
92歳でも元気に活躍されて素敵な方ですね。優しく鈴を鳴らしたように話されるなあと思いました。お料理は天性の部分もあるのでしょうか?一生懸命美味しいものをと思いつつなかなかその時の気分次第です。momoさんのお母様は鈴木ばーばさまから元気を頂かれたのですね。
Commented by hanamomo08 at 2016-12-05 15:53
> sidediscussionさん
こんにちは。
お聞きになりましたか?
7つ年上の登紀子ばーばの言葉から元気をもらったのは嬉しかったです。
家族のため、誰かのため・・・・でも自分のため、だから自分が好きなものを作る、そんなパターンです。(笑)
ホットケーキに蜂蜜、そして暖かいミルク、たまにこんな組み合わせで食べるお昼もいいものですね。
sideさんの食に対する考えは私なんか学ぶべきところがたくさんあります。
お上手な海苔巻きも私はなかなか上達しません。
Commented by hanamomo08 at 2016-12-05 15:59
> saheiziさん
こんにちは。
>やはり一家の主婦の料理というのはいわく言い難い味わいがあると思います。
こんなことをsaheiziさんに言われるとなんだか嬉しくて張り切ってしまいます。
男性もすべて任せられるとしっかりやってくれるのでしょうが、予算ということに関してはあまり考えない方が多いのでしょうか?

新鮮なトマト、トースト、砂糖湯の思い出の食事、栄養もあって、美味しくて、力も出るものだったでしょう。
そして何よりそこにお母さんがいてくれたことが一番嬉しかった事でしょうね。
Commented by hanamomo08 at 2016-12-05 16:07
> haru_raraさん
こんにちは。
そうですね、『今一番何がしたい?』というよりも『何が食べたい?』のほうが人間にとっては身近な事。
美味しい物をだれかと頬ばっているうちにだんだん笑顔になっていくといいますよね。
亡くなってしまいましたが、森のイスキアの初女サンも、心病める人たちを食べる事で慰め、立ち直る力を与えてくれた人でしたね。
一人というのはよほど自制しないと上手くいかないかもしれません。
私も母の食事が面倒だと思う日もありますが、しっかり用意するとそれを自分も食べることになり、母のためと思っていた食事が、実は自分のためにも良かったのだと思えるようになりました。
haruさんのところはお義母さん、ご主人とも甘党でしたね。
長年食べてきた味というのは容易に変えられないでしょうね。
でもたまには自分の分だけ取り分けて好みの味付けで召し上がってください。
我が家の休日のお昼なんか、皆それぞれ違います。
面倒ですが、食べたいものを食べるのはストレス解消になります。

登紀子ばーばが頑張っている様子を見てそう思ったのだとしたら嬉しい事ですね。
Commented by hanamomo08 at 2016-12-05 16:12
> oshibanayoshimiさん
こんにちは。
ホットケーキ、このごろ焼いていなかったので、こつをつかむまで時間がかかりました。
濡れぶきんの上に一度のせてからホットケーキのもとを流すときれいな焼き色になるように思います。
小さいフライパンで目いっぱい広げて焼くと形は100パーセントまん丸になります。
え!朝五時ですか?
ネロ様にホットケーキの焼き方をマスターさせて家族も焼いてもらうという企画はどうでしょうか?きっと上手くなりますよ。
母もカナダのメープルシロップをお取り寄せしていました。
Commented by hanamomo08 at 2016-12-05 16:16
> irohaさん
こんにちは。
深夜便でのばーばのお話はYouTubeで聴くことができます。
聴いてみてくださいね。

食べ物を用意することは相手のことを少なからず考えますから、それが食べる人にも伝わるのでしょうね。
>口からはいる物は、心にも入る物
いい言葉ですね、作ってくれた人の心がわかるから美味しいものは心にも浸みるのでしょうね。
そうですね、優しい気持ちを忘れないで暮らしたいですね。
Commented by hanamomo08 at 2016-12-05 16:25
> unburroさん
こんにちは。
結局人の心を動かすのは人の言葉や行動なのでしょうね。
私も母の元気な言葉を聞いた日は心が軽くなります。
刀自さま、もうすぐ101歳ですか?
出てくる言葉が私の母の言葉と同じだったら・・・・・・笑顔で答える自信が・・・・。
複雑ですね。
100年生きるって大変なことですね。
長生きの秘訣はやっぱり家族の力ですね。
Commented by hanamomo08 at 2016-12-05 16:32
> PochiPochi-2-sさん
こんにちは。
92歳になられたとは驚きでした。
小柄ですけど大力ありますね。

美味しくできると嬉しいのは、家族が喜ぶ顔浮かぶからでしょうね。

毎日こう思って作ったら美味しいものがたくさんできるでしょうね。
作る人も元気だと美味しいものが出来るような気がします。

楽しく作ることも大事ですね。
それと私はもうひとつ、『食べ過ぎない事』です。
Commented by hanamomo08 at 2016-12-05 16:41
> Dekoさん
こんにちは。
お料理は脳にとてもいいと聞きました。
手順や材料の見極めなど結構料理の過程は大変ですからね。
八戸のお母様にきちんとしつけられたそうです。身についたばーばの所作は美しいですね。

料理は毎日の事、時には気分の乗らない日もあるでしょう。
でもまた気を取り直して頑張れるのは『美味しかった!』という言葉に後押しされるからでしょうね。
年上の登紀子ばーばに励まされた母がいった言葉ですが、『私も何か手伝います!』でした。(笑)


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